フーゲン合戦使用構築 叛逆の幻影
みなさん、こんにちは
今回は大天使アステロイドさん( @Fudy_anglel175 )主催のフーゲン合戦という大会で使用した構築の紹介です
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~構築経緯~
まず、どちらのメガを使うかから考えました。
僕はフーディンもゲンガーも使用したことがあり、どちらで出てもいいと考えていました。
が、
主催者「みんなでゲンガーをぶっ倒してフーディンを布教しましょう!」
・・・上等だよ
このとき、僕の中である感情が芽生えました。
「この企画を失敗に終わらせたい」
そう思った僕はゲンガー派で登録し、主催者に「大会コンセプトぶっ壊します」と宣言しました。
さて、普通に考えてこの大会はゲンガー派が不利です。
お互いに選出するポケモンがわかっているため、両者徹底的に対策するでしょう。
しかし、フーディンをどれだけメタってもフーディンはゲンガーに勝てるため、どう頑張ってもフーディンを完全に腐らせることは出来ません。(HDならサイキネ耐えるとかいう話も出てたけど、ショックの可能性を考慮出来ていないので強い型ではないと思う。)
よって、向こうはゲンガーを完全に腐らせれても、こっちはフーディンを腐らせることが出来ないというハンデを背負った状態になります。
ならば、視点を変えます。
ゲンガーにはどれだけ苦手な相手でも自分より遅ければ相討ちに出来る「道連れ」があります。
ゲンガーにしか勝てないフーディンが、ゲンガーが死んでしまった場合の役割対象はあるのか?答えはNOです。
つまり、今回のコンセプトは「フーディンに強いポケモンのみを採用し、ゲンガーでフーディン以外と1-1をとってフーディンを完全に腐らせる」です。
フーディンに弱いポケモンがいなければ、ゲンガーで1-1とるのに成功した瞬間、実質2-1となり非常に有利です。
コンセプトが決まったところで、今度はこの大会で強いポケモンを考えます。
重要なのは
・ゲンガーorフーディン絶対選出。どちらも特殊エースであり、起点作りも得意。特に、フーディンはアンコ金縛りがあるため、下から積み技→上から攻撃(龍舞や蝶舞、殻破等)の動きをとれればスムーズに倒せる
以上を考慮し、導きだした今大会最強のポケモンはウルガモスです。
ウルガモスは下から蝶舞→上から攻撃の流れでフーディンゲンガーをスムーズに倒せ、また低めの物理耐久をフーディンのリフレクター、ゲンガーの鬼火で補えるため舞うチャンスも作りやすいです。更に、天敵となる上記のメガも使えないとなると間違いなく流行ると思いました。この大会が発表されたのがS2の序盤辺りであり、丁度ウルガモスが話題になっていたというのも理由の一つです。
しかし、僕はウルガモスを使うのが絶望的に下手くそです。
ウルガモスが流行ると予想していた大会で他のウルガモス使いと真っ向からウルガモスミラーをして勝てる気が全くしませんでした。
なので、対策する側に回ります。
よって、今回のキーポイントは
・ウルガモス対策をしっかり
辺りです。ゲンガーミラーは何とかなります()
~個別紹介~
調整意図
HB-特化ガブの逆鱗耐え
S-最速
C-残り
「今日だけは、お前が相棒だ!」
今回の固定メガ枠
前述した通り、この大会はゲンガーの道連れが鍵になるため、それを生かせるようにした。
具体的には、道連れを確実に決めるために攻撃技でロック出来る挑発を採用し、挑発ターンで読み外して攻撃を受けた場合のリスクを軽減するため耐久に振り、上から道連れ出来る範囲を広げるため最速とした。
残りは物理に雑に打て、汎用性の高い鬼火と、その鬼火と相性の良い祟り目を採用した。
が、色々と問題がある。
まず調整。耐久に振ったのはいいが、もとから殴るつもりなんてないんだからCに振る必要は全くない。
そして技構成。鬼火祟り目の採用理由が曖昧過ぎる。それならゲンガーミラーで強くなるシャドボや重いゲッコウガに打てる気合い玉、初手フーディンと対面してもメガだけして逃げられる守る、道連れを決めやすくする優先度-5技の気合いパンチなど候補はいくらでもあった。
とはいえ、実際鬼火が役にたった試合もあったので、何とも言えないところ。
調整意図
HD-特化ガモスの1舞Z破壊光線確定耐え、ステロ込み同条件ガモスのZ暴風最高乱数切り耐え
今大会最強と予想したウルガモスを意識したHD腹太鼓マリルリ。思いついたのが当日で、大会開始3時間前に完成した。危なかった。
ガモスの展開を阻止するといっても限界があるため、ならば逆に展開させてから止めてやろうと考えた。
Z腹太鼓は体力全回復+腹太鼓起動という凄まじい性能で、
ガモスのZ破壊光線→赤ゲージのマリルリがZ腹太鼓→マリルリが体力半分まで回復+A6段階上昇
という、自己再生+剣舞×3とほぼ同じことを1ターンで済ませる意味不明な行動をとれる。
また、HDに大幅に割いたことでフーディンのサイキネも余裕をもって2耐えするため、冒頭の「フーディンに弱いポケモンを採用しない」という条件にも当てはまる。
技構成はメインウエポンのじゃれつく、コンセプトの腹太鼓アクジェは確定。
最後の技は、サイコフィールドを展開されたり、リフレクを貼られたりする可能性を考慮すると対ガモスをアクジェだけで済ませるのは危険と判断し、滝登りを採用した。
今回はかなり尖った型だが、Z腹太鼓自体は非常に楽しく癖になったのでまた使いたい。
調整意図
ASぶっぱ
フーディンより1速く、一致で蜻蛉返りを使え、更に拘らないという、フーディン対面でもっとも強い行動をとれるポケモンということで採用。
蜻蛉返りは無効タイプがないため、フーディンとの対面になれば蜻蛉返りを打つだけでフーディン撃破orダメージを与えつつ相手の交代先を確認してこちらも交代
と、なりどう転んでも不利になりにくい。
技範囲も広く、フーディン軸には非常に脅威となるだろう。
反面、ゲンガーには弱いため基本的にゲンガー軸には選出しないようにしていた。
このポケモンの選出圧力は凄まじく、選出画面だけで相手の戦術を大幅に歪ませられたため、出さなくても活躍した。
カプ・テテフ
調整意図
C-特化
HD-最硬調整
電気をはじめとした特殊に雑に投げていける便利屋。
ガモスの1舞Z大文字も高乱数で耐えるため、第二のガモスストッパーも担っている。
準伝説らしい高い種族値に自身の特性による火力補強とチョッキによる特殊耐久増強により、非常に打ち合える範囲が広く使いやすい。
技はメインウエポンのサイキネとガモスストッパーの役割のためのショックは確定。
残りは間違いなく多い鋼や悪に通る気合い玉とフーディンへの打点としてシャドボをセレクトした。
適当に扱ってフィールドを残して退場し、敵のフーディンの手助けをしないようにだけ注意する。
調整意図
何となくDL対策。以上。
パルがかなり重かったため、対策枠を考えていたが上手く見つからず、みんながガルド強いっていってたので適当に入れた。くっそ後悔してる。
今になって改めて考えれば、パルに強いだけでなく重めなガルドやゲッコウガにも強いポリ2の方が500%よかった。考えるならこの枠。
案の定出さなかったので特に言うこともない。
調整意図
A-H振りテテフを最低乱数切り1発
HD-テテフの特化10万を残飯込みでほぼ2耐え
HB-余り
フーディンやテテフ、地面系統に強く、宿り木守るで誤魔化せる範囲も広い点を評価して採用。
レートの流用なのだが、正直こいつが一番活躍した。というか、こいつの担う役割が多すぎて毎試合過労死が心配されるレベル。
こいつに関してはレートでも使うのでその時の構築記事にでも。(書けるように頑張る)
PT単位でナットレイが非常に重いため、放射を採用。
自分で言うのも何だが、割と悪くない構築を組めたと思う。
だが、欠陥も多い。
具体的には、まず炎が重い。
ウルガモスは対策したものの、ヒードランやエンテイが非常に厄介。
後はゲッコウガやギルガルドもかなり重い。何故ガルドなんて採用したのか。
また、ゲンガーの苦手とするスカーフ地面へのケアも甘いと感じた。本格的にポリ2でいいじゃん。
と、このような構築を使用しました。
結果がどうなったのか等は長くなってしまったため、次回に回します。
次のフーゲン合戦結果記事も是非読んでください!
Special Thanks
ここほるゾウさん、たでちんさん
(大会前、一緒に構築について話し合った)
nomakuさん
(今回の構築名考えてくれた)