S3使用構築 鉄壁サイクルテッカマンダX 最高2017/最終1874
みなさん、こんにちは。
今回はSMでレート2000を達成しましたので、その構築を紹介しようと思います。
ORAS から通してサイクル構築で初の2000達成。サイクル勢(笑)
~使用構築~
前期涙を呑んだ受け回しサイクルのリベンジ。
前期からボーマンダ+HDテッカグヤの相性補完に注目していたため、そこからスタート。
この二体だと(メガ)ギャラドス、メガメタグロス、メガボーマンダ、メガリザードンX、パルシェン、ゲッコウガ辺りが非常に重い。
なので、これらを受けられるHBポリゴン2を採用。
更に、このままだと電気タイプがかなり一貫しており、鋼への打点も足りないためガラガラ(アローラ)を採用した。
そして、バシャーモやカバルドン展開、クチート軸などを力押しで突破出来そうなアシレーヌと、少々不安な対電気と水、更に高いCDと広い技範囲で打ち合えるチョッキテテフを採用して完成した。
・・・のだが、ガラガラが想像以上に弱く話にならなかったので、メガを使う以外は上位互換に近いメガリザードンXを採用した。
~個別紹介~
調整意図
HB→威嚇込みで無補正Aぶっぱ霊獣ランドの岩石封じを身代わりが最高乱数切り耐え。
A→H4無振りミミッキュ75%の乱数一発
S→メガ前最速テテフ抜き
メガ前B<D
解説
身代わりメガボーマンダ - 大空の支配者でも散々紹介した身代わりメガボーマンダ。今回は耐久へのケアが少ないため毒羽。
言いたいことは上記の記事で大体言った。
先発でタイマン出来る範囲が非常に広く、受けに来た相手にも毒を入れられる。
かなり雑に扱え、終盤まで生き残れば掃除役としての役割も期待できる。
総じてハイスペックなポケモン。
ただ、この構築は鋼への打点があまり豊富ではないため、型はこれがベストではないのかもしれない。
カプ・テテフ
調整意図
C特化
S準速ガッサ抜き
余りHD(最硬調整)
解説
水、電気がかなり重かったため採用したチョッキテテフ。
対コケコにはフィールドを塗り替えられるのがgood
C特化しているため、通常のテテフの火力は保っており、サイクル破壊性能が高い。ショックもあるため、上手く立ち回れば受けルも崩せる。B特化ラッキーにショックはギリギリ確定3発なのだが、10万をぶつければ確定になるためヤドランテテフ対面で10万を押して、次のサイクルで交代読みショックを打てば崩せる。
チョッキのお陰で、アシレーヌのわだつみのシンフォニアや、霊獣ボルトロスの悪巧みヘドロウェーブすら耐える耐久を誇り、強引な数値受けも可能。
以前まではSは無振りだったが、キノガッサがあまりにも重かったため準速ガッサ抜きにした。何度かそれで勝てた試合もあったので正解だったはず。
マンダの解説でも言った通りこの構築は鋼が重く、間違いなくそれを加速させているポケモン。なので、この構築とマッチしていたのかは少々疑問。ただ、後述するリザXとの相性は非常にいい。
ムンフォは打ちたい相手が思い付かなかったので、ガモスや受けル、瞑想系に刺さるショックと、↑でも言った通り対受けルで必要になりカグヤやフィールドを塗り替えられたレヒレ等に打てる10万と、ドランジバコナットに刺さる気合い玉を採用。どれも使用機会は多かったのだが、シャドボも欲しかった。
調整意図
メガリザードンX : [HDメガリザX] トップメタ喰らい耐久メガリザX - ポケモン育成論サンムーン - ポケモン徹底攻略
こちらの育成論より。
Hを削り、Sを準速ミミッキュ抜きに変更
・解説
最初はガラガラだった枠。
主に対電気や鋼(特にコケコグロス軸)に出していくもうひとつのメガ枠。
上の育成論の投稿主のここほるゾウさんから、直接調整案を頂いた。
火力はリザXにしては控えめで、従来のリザXのような全抜き性能は薄い。
しかし、優秀な耐性をD振りで生かせるため非常に受け出ししやすく、舞いやすい。
本来は対面性能を意識した型らしいが、サイクルパーツとしても非常に優秀な型であると感じた。
技は原案通りニトチャにするか悩んだが、対テテフはカグヤが担っているため無理にテテフと戦う必要はないと判断。終盤に明確な勝ち筋を作れる龍舞を採用した。また、それに伴いミミッキュを抜きたい場面が増えたため、Sラインを変更した。
極力、龍舞を使わないのが重要。基本は羽と攻撃を繰り返し、舞えば勝てる場面でのみ使う。実際、龍舞を使うことはそこまでなかったのでもう少し考察の余地があると思う。鬼火、毒、雷パン、地震辺りも候補。
チョッキテテフは敵のアシレやレヒレに強引に投げられ、逆にリザは鋼に強いため相性抜群だった。もうこれ何軸かわかんねぇな。
アシレーヌ
調整意図
Cライン→アンコアシレーヌ【起点回避】 - サラマンスター(ポケモン)
HD→特化霊獣ボルトの10万最高乱数切り耐え、無補正Cぶっぱメガゲンガーのヘド爆を75%で耐え。
S→麻痺った100族抜き調整のポリ2抜き
解説
カバルドン展開どうしよう→先発のカバワンキルしちゃえ!
クチート軸どうしよう→水一貫してそうだし、高火力水技でぶっ飛ばせ!
採用理由は割とこんな感じでした()
が、使ってみると想像より遥かに強い。
ある程度の攻撃を耐えられる耐久と、一貫しやすい水技を超火力に出来るZ、更には先制技まで所持しており、タイマン性能がとても高い。
実際、電気がいない構築にはマンダアシレ@1と出して、対面よりに立ち回ることもあった。
Z持ちはこのポケモンだけなので、他との兼ね合いなどを気にせずにぶっぱなせる。
一方で、受け出しとなると数値が足りないことも多いため、宿り木や威嚇でのサポートが欲しい。
技は、害悪系やバトン意識で滅びの歌を採用した。これのお陰で、ジャロゴーリ系統にもそこそこ勝てたので本当によかったと思う。
他は特に説明する必要もないだろう。
調整意図
H B ぶ っ ぱ
解説
仕方ないっちゃ仕方ないんだけど、モンボ3体目。仮にもオシャボ勢なのでちょっとうーんって感じ。
様々なやつを数値で解らせてくれる要塞。
技はグロスや、リザXなどの積みを許さないイカサマと、ガブマンダに刺す冷ビ、何度も受け回すため回復ソースとして自己再生、そしてギャラやパル意識で放電を採用した。副産物としてレヒレ等にも打てる。
また、対ギャラは怯みなどを考慮すると少々不安が残るため、特性は威嚇を奪って火力を削げるトレースにした。
耐久力は目を見張るものがあり、物理はおろか特殊ともある程度戦える。
が、技範囲の狭さ(特に対鋼)と火力の中途半端さ、毒などの搦め手のないことから足を引っ張りやすく、選出率は低め。
やっぱり、僕はこいつを上手く使えない。
テッカグヤ
調整意図
HB→特化ミミッキュの剣舞ゴーストZで37.5%の乱数一発
HD→特化テテフの10万を残飯込みでほぼ2耐え(0.4%)
C→放射でH振りメガクチートを超高乱数2発(98%)
S→アシレと同じ
解説
万能両受け枠。を通り越して、もはやパーティーの勝ち筋。大抵こいつで詰ませて終わる。
テテフ等の受けを安定させるためにHD寄りで調整。これでも耐性を生かせば物理ともそれなりに戦える。
PT単位でナットカグヤクチートがかなり重かったため、放射を採用。これに伴い、Cに下降補正をかけられなくなり、ポリ2等に抜かれるのも嫌だったので穏やかで採用。ヘビボンで無振りテテフくらいは倒せるので別にいいかなと。
慎重で大文字でもクチートを2発で倒すこと自体は達成できるのだが、命中とPP(特に対毒ガルド)を考えると放射しかなかった。
詰ませられる範囲が非常に広く、宿り木でサイクルを回すことにも長けており、とにかく使いやすい。更に、特性を上手く起動できればDがあがるため、過労死も減らせる。
選出率もぶっちぎりのトップ。
最初の2000チャレンジで2連麻痺バグを引いたお茶目さん。でもかわいいから許す。
~選出パターン~
基本的に、どんな選出もあり得る。
まず、メガのどちらが刺さっているか考える。どちらも微妙ならメガ無し選出も普通にする。
勝ち筋もそこまで意識せず、試合中に少しずつ「誰で詰ませるか」を考えていく。
S2の反省を全く生かせていない()
~辛いポケモン~
ポリ2がアイへで怯むと一気に苦しくなる。
メガを見切らないと本当に辛い。
明確に有利をとれるポケモンがアシレしかいない。鋼Zとか草Zされると負け。
案の定辛い。鋼は大体辛いけど、特にコイツ。
・ゲンガー
ピロロロロロロロロロロwww
胞子対策皆無
・ボルチェン持ち電気
電気無効無しなので、ボルチェン打たれ放題。
それ対策にガラガラ入れてたんだけどなぁ・・・
・水タイプ全般
隙みせるポケモン多いくせに有利とれるのがテテフだけという体たらく。
特にこの辺り。
~総括~
今期は目標にしていた2000になんとか乗れてとても嬉しい。
しかし、同時に2000から上の世界の厳しさも教えられたシーズンだった(その結果がこの最終レート)
来期からはもう一度2000を目指し、更に出来れば2050、2100を狙っていきたい。
(2000達成時のPGL。最高のスクショは撮ってない。)