鋼枠のテッカグヤ
みなさんどうもこんにちは、割りばしです。生きてます。
SMスタートが遅れたり、イマイチレートで上手くいかなかったりと色々あり、中々更新出来ていませんでしたが、これから少しずつ更新していく(予定)ので、よろしくお願いします。
と、前置きはこのくらいに。
浮いているドラゴン+鋼という並びはもうずっと前から相性のいい並びとして確立されていました。
ボーマンダもその例に漏れず鋼との相性は非常に良く、6世代でも多くのマンダ軸に鋼タイプが入っていたと思います。
そして、今作新たなる鋼タイプとしてテッカグヤというポケモンが誕生しました。
まあ、このポケモンとボーマンダが相性がいいのは誰でもわかりますが、実際どういう部分で相性がいいのかをハッキリさせるため、6世代でボーマンダと組まれていたポケモンで特にメジャーなナットレイ、ヒードラン、ギルガルドと比較していき、他の鋼と比べた場合の強み、弱みをまとめていこうと思います。
両者ともに宿り木を覚え、削りと回復を両立させながらサイクルを回せるポケモンです。
耐性を比較すると、まず光るのはナットレイの電気、水耐性です。対コケコ、レヒレ、ギャラ性能が高くこれらがみえても選出パターンを歪ませずに済むというのは大きな長所です。特に対コケコ性能は圧倒的に上です。また、対雨にも強いですね。
そして、ステロを覚えるのも違いのひとつです。マンダと組ませる場合に縛れる範囲を増やすことが出来ますね。鉄の刺も削り性能に一役買っています。
一方で、テッカグヤ側は地面無効、格闘等倍、炎2倍、飛行半減が強みです。
ナットレイも地面は等倍ですが、カグヤは更に上をいき、鋼にも関わらず地面に強いです。
格闘等倍は対テテフで響き、ナットはサイキネ+気合い玉で落ちてしまいかねませんが、カグヤはサイキネ+10万を耐えられます。雷は知らん。
炎2倍のお陰でめざ炎程度にいちいちビビらなくて済むのも長所でしょう。レート差マッチが起こりやすい以上、想定外のめざ炎への耐性はバカになりません。
そして飛行半減により耐メガマンダ性能も高いです。龍舞だとめざ氷がないと強行突破されたりしますが・・・
電気は弱点ですが、今メジャーな電気の霊ボルトは気合い玉を持っているため、ナットでも相手をするのは厳しいので、どのみち大差ないとみることも可能です。
地震、大文字など対鋼打点も豊富でバンドリやナット自体にそれなりに強めなのもありますね。
Sラインもテッカグヤはマリルリやクチート、ポリ2より速いですね。ただ、ナットレイはジャイロボールを覚えますし、トリル等も考えると一概に長所とは言い切れないかもしれません。
まとめると、
・ステロを撒け、鉄の刺での削りも可能で、コケコ等に強いのがナットレイ
・4倍弱点がなく、宿り木守るで誤魔化せる範囲が浅く広くなっているのがテッカグヤ
と、いった印象です
ヒードランは炎タイプで、タイプ一致炎技に大地の力まであり、対鋼性能はブッチギリで高いです。ボーマンダ自身が鋼への打点が乏しいためヒードランの炎打点には非常に助けられるでしょう。テッカグヤも地震や大文字を覚えますが、Cやタイプ一致の関係上、ヒードランには到底及びません。
また、この中ではSが速く耐久ポケモンに対して上からの挑発や鬼火、毒等をうっていけます。
炎無効も優秀で、型次第ではありますがウルガモス等に強いです。
対するテッカグヤは格闘等倍、地面無効が差別化要素です。
格闘等倍はナットレイと同じく対テテフなどで響きます。
そして地面は4倍と無効で完全に上です。対ガブやガル性能では天と地の差があります。
水等倍も地味に大きく、(テッカグヤもけして高くはないが、)対レヒレ性能等に差がでます。
また、宿り木の有無もかなり大きいです。サイクル中で回復ソースになりますし、味方の負担を抑えることも可能ですね。
まとめると
・対鋼性能が圧倒的に高く、Sもそれなりなので敵の鋼や耐久を中心に潰していくことに長けたヒードラン
・宿り木や耐性面で安定しており、サイクルを崩されないことに重点を置いたテッカグヤ
と、いった印象です
正直、この2体は結構役割が違うため、両立もアリだと思います。
ギルガルドは非常に数値が高く、例えばH振りカグヤが特化バシャの大文字で乱数をとられるのに対してH振りギルガルドは余裕で確2です。
4倍弱点もなく、耐久面では安定感が高いです。
また、一貫性の高いゴースト技をメインウエポンにしており、ある程度のダメージを稼ぎ易いです。
先制技の影うちも所持しており、剣舞をすれば抜きエースにもなり得ます。
氷等倍、格闘無効も地味に大きく、対フェローチェやパルシェンの性能が高いです。
ただし、ギルガルドは地面が抜群という大きな短所があります。
対ガブランド等ではテッカグヤに軍配が上がります。
宿り木を覚えないのも痛いですね。
そして何よりの欠点がバトルスイッチの仕様です。ブレードフォルムの耐久は非常に心許ないので攻撃を受ける時はシールドフォルムになりたいのですが、そのたびにキングシールドでの読みあいが発生していまい、不安定さがどうしても残ります。
まとめると
・面倒なフォルムチェンジがなく、宿り木の存在から択ゲーを生みにくいテッカグヤ
と、いった印象です
ここまでで4体の様々な部分が見えてきました。
・ナットレイはコケコや水に強く、物理に刺さる特性や安定した負担掛けの可能なステロや宿り木があり、敵を少しずつ削っていけるため裏のエースのサポート性能が最も高い。
・ヒードランは炎打点とS77からマンダの苦手な鋼を引き受けられ、C130での高火力の押し付けや何だかんだステロ撒きも可能。環境次第では炎とも戦える。
・ギルガルドは数値が高く、一貫性の高いゴースト技で想定通りに削っていける。4倍弱点がないのも強み。剣舞でエースにもなれる。
・テッカグヤは4倍弱点も面倒なフォルムチェンジもなく、数値さえ過信しなければ安定感がある。宿り木も多彩なサブウエポンもあるためアタッカーも耐久寄りも可能で穴埋めとして使いやすい。
と、このようになると考えます。
3体に比べると数値や尖った性能はありませんが、安定感と対ガブランド性能等で一歩上をいくポケモンだと思います。
自分のプレイスタイルや構築、環境等に合った鋼タイプをセレクトして、強力なボーマンダ軸を組み上げていきましょう!