S7使用構築 無敵要塞ボス•ブルル 最高2005/最終1892
みなさん、こんにちは。
今回は、S7で使った構築の紹介をしていこうかなと思います。
いつもとかなり違う感じになったので、是非みていってください。
~使用構築~
S5、S6と1/2ブルルにハマりきってブルル厨になったので、今期はブルルに思いっ切り依存した構築、つまりグラスフィールドを利用しまくる構築を組もうと思いました。
それを頭に置きつつ、軸となるメガはどんなのがいいだろと考えた結果、「ただでさえ世紀末レベルの物理耐久を誇るメガボスゴドラをグラスフィールドで強化したらもう無敵じゃねーの?」と思い、メガボスゴドラをベースに考えていくことを決意。
その上で、この2匹だと相手の炎に燃やし尽くされるのは目に見えているので、バシャやリザに後出しから切り返せるトリルシャンデラを採用。
更に、このままだとUSMから追加された新規ウルトラビーストのアーゴヨンがヤバすぎるので、対策枠としてここまで重いゲンガーにもそこそこ強く、ドリルで中途半端な受けを潰せるドリュウズを採用。
そして、ゲンガーやゲッコウガやレボルト等厄介なポケモンを上から潰せるスカーフラティオスを採用。
最後に、最低限サイクルに絡めることが出来つつ、相手の受け回しを叩き潰せるスイクンを採用した。
その結果、気づいたらなんともヘンテコな構築に。TOP30ドリュウズしかいませんね。
~個別紹介~
調整意図
A→201-151メガボーマンダに対して冷凍パンチが羽休め状態+通常状態に1回ずつでグラスフィールド回復込み確定
ややこしいけど、要は冷パン連打してればグラスフィールドあろうが起点にはならないってこと。
D→余り
解説
この構築唯一のメガシンカポケモン。
圧倒的物理耐久で全ての攻撃を受け切る無敵要塞。
調整は一時期A特化の個体も使ってたし、Dに大きく割いたのも使っていたが最終的にはこれに落ち着いた。長期戦になったときにあと一歩数値が届かないということが割とあったので、B補正はかけといて正解だった。
技構成は基本のヘビボンと冷パンは確定。
残りは、グロスハッサムナットカグヤ辺りへの打点になり、更に受けサイクルの天敵である神剣ストッパーとして扱えるようになる炎パンと、バンギドリュガルパル辺りに打てる馬鹿力を選択。毛手繰りにしたいことはめっちゃあったけど、バンドリに勝てることを考えると切れなかった。
毒はメチャクチャ欲しかったけど切れる技が無かった。接触技しかないのでゴツメ等に注意。
このポケモンは単体でもマンダ、グロス、バンギ、神剣、ハッサム等独特な範囲を相手出来て強いのだが、目論見通りグラスフィールドがあると更に強化され地面全般に後投げすら出来るようになる。特に飛行Zが危険なランドには怪しいと思ったらバンバン投げてた。そしてそれ以上に回復効果が大きく、回復技がないこのポケモンでも長期的にサイクルを回せるようになったのでこのポケモンとグラスフィールドの相性はずば抜けていると感じた。
メガ前の弱すぎるタイプに目を瞑れば普通に優秀。数は少ないが、これから流行ってもおかしくないように感じた。
このポケモンについては
こちらの記事で詳しく解説しているので、よろしければ合わせてどうぞ。
カプ•ブルル
調整意図
S2最終盤使用構築;ブルルガルドドヒドイデ ―役割分散受けサイクル―(最高最終2100,カントーポケモンオフベスト8): gaspardの日記
こちらの記事をベースに、
H→ガーディアン•デ•アローラ意識で4n
A→ウドハンで151-124ミミッキュが75%の乱数1発→81.3%の乱数1発
B→特化メガガルーラのA+2親恩返しが18.8%の乱数1発→6.3%の乱数1発
D→特化レボルトのめざ氷がフィールド回復込みで0.4%の低乱数2発→5.1%の乱数2発
に変更した。
解説
サイクルにも対面にも適合するこの構築の要。
単体性能に関しては前期、前々期と散々語ったので特にこれと言って言うことは無い。強いて言うならヘドウェレボルトが頭おかしい程多いのでこの調整あんま意味ないなってことくらい。今期も相変わらず水やコケコを受けたりガルーラ軸を半壊させたりした。
が、この構築はグラスフィールドによって性能が大きく変わるポケモンが沢山いるので、このポケモンが刺さっていなくてもグラスフィールドを展開するためだけに連れて行くことも多かった。
なので選出率は跳ね上がり、ぶっちぎりの1位。この構築には無くてはならない存在で殆どの試合で先発を任せていた。
あまりにも強力すぎるポケモンなのだが、その便利さから自分の思考が狭まっていることも感じたので、来期はこのポケモンから離れるのも視野に入れている。わからんけど。
調整意図
H→身代わり体力51
B→11n、無振りグライオンの地震で身代わりが6.3%の低乱数1発
S→最速70族抜き
解説
この構築の切り札。
受け回し系の遅い構築には積極的に選出し、PP枯らしを並行しながら瞑想で詰めていく。
瞑想積むならD偶数にした方がよくね?と感じたためHは204。困ったことも無ければこのD4振りが生きたと感じこともそんなになかったのでここは好みの問題。
ドテンプレなのでこのポケモン自体には特に言うことも無いが、グラスフィールドを組みわせるとゾンビのようなしぶとさを誇り、PP枯らしも強引な起点化も狙えるのでかなり強力。地面耐性がつくのも噛み合っており、マンムーなんかにめちゃくちゃ強く出られるようになる。
もちろん単体でも十分すぎるほど強力。このポケモンのお陰で本当に沢山の試合を拾えたので採用してよかったと思っている。
因みに、ORASで使ってた個体を引っ張ってきたのでA個体値が31だったりする()良い子はちゃんと厳選しましょう。
ラティオス
調整意図
C S 特 化
解説
奇襲枠。
受けサイクルで重くなりがちなゲッコウガ、メガゲンガーを上からの奇襲で潰し、なおかつ耐性的にレボルトにも有利がつくポケモン。
テテフではなくわざわざこのポケモンを採用した理由は対バシャレボルトに対する耐性と、リザXのストッパーとなれる点。そして何より意表がつける()
とはいえ相手が相手なだけに意表をつけるというメリットはバカにはならず、実際このポケモンでゲンガーによる崩壊を防いだことも何度もあった。
技構成は基本の2つと、レヒレカグヤ等に一貫する10万に絶望的に重いギルガルドに最低限の打点になるシャドボを採用。サブは全く使わなかったので冷ビやトリックなんかもありだっかかも。
後、別にコイツでリザXを止める場面はそこまでなかったので、10万でゲッコウガを確定に出来る控えめでの採用もアリだったかも。
因みに実はコイツもA個体値が(ry
エスパータイプぐらい粘れよ、やる気あんのか•••
調整意図
B→特化メガリザードンXのA+1ドラクロが6.3%の低乱数1発
解説
間違いなくこの構築のMVP。ピンチをチャンスに変える奇跡のポケモン。
ボスブルルで回していたときにどうしてもグロス軸の裏のバシャやリザとの選出択になるのを避けられず悩まされていた。
水フェアリーならグロスにも最低限の仕事が出来るので避けられるかと思いきや雷パンバシャやXが多く、更に結局Yには不利とあまり解決にはならず•••
そうして行き着いたのがこのポケモン。
バシャは岩技持ちが少ないためグラスフィールドで地震をケアしてやれば基本的に有利をとれ、リザもドラクロならしっかり耐えきれる。環境のリザXは龍舞3ウエポンが多く感じたので、これは上手く決まった。Yは耐性的に完封。
そして、耐えた後にトリルを貼ることで一気に形勢逆転。これがほんとに気持ちよかった。
そして何よりこのポケモンの偉い点が、そもそもグラスフィールドを展開すればグロスに普通に強いこと。地震さえシャットアウトしてしまえば大半の攻撃を2耐えして、一貫性の高いゴーストZで崩壊させられる。なので、リザかなー、グロスかなーとか悩む必要が無くなる。ストレスフリー。
技構成はメインウエポンの2つとトリル、ラストは折角バシャに投げるのでバシャバトンを妨害できる方がいいってのと速やかな退場のために呪い。
初めてまともにトリルに触れたのだが状況を一瞬でひっくり返せるのは強力だし、何より爽快だった。これからも低速気味のサイクルを組むときは常に頭の片隅に置いておこうと思わせてくれる性能だった。
トリルを貼った後の判断には注意。そのままこのポケモンで攻めた方がいいのか即座にボスゴやブルルに繋いだ方がいいのか状況に合わせた的確な判断が求められる。
ドリュウズ
調整意図
D→臆病アーゴヨンのC+2大文字がステロ込みで6.3%の低乱数1発
S→封じ1回で最速ウツロイド抜き
解説
HDに大きく割いたチョッキドリュウズ。
ここの枠はずっとヒードランで回していたのだが、めざ地面アーゴヨンにイージーウィンされまくったりポリ2に「お前チョッキだろ?」みたいな感じで煽られたりしてメチャクチャ不快だったので生み出した悪魔のポケモン。
積み技や毒を制限されるチョッキを持たせているにも関わらずある程度崩しとして扱えるのが魅力で、中途半端な受けならスイクンを出すまでもないので選出幅を増やすのに大きく貢献してくれた。
目論見通り何体ものアーゴヨンをドリルライナーで貫くことが出来て、思わずニヤリとする場面も。
技構成は基本的なもの。グラスフィールド化でも地面技を使えるというのもこのポケモンの魅力。
ただ、ドリルライナーの性能はほんとに糞なので注意。85-95で接触とか元専用技として恥ずかしくないんですかね?アーゴヨンに外したりリザXに耐えられたりガルドに負けたり散々でしたw
シーズン中盤はポリ2に6連続で外したりエアームドに8連続で外したりとかなりドリルがアレで何度もキレさせてくれました。ただ、終盤には2〜3回に1回のペースで当てまくってくれました。それはそれでどうなのよ。
~選出パターン~
なんと、割りばし君にしては珍しく(軽くとはいえ)選出パターンがあります。明日は隕石降ってきそうですね。
VSグロス軸
この構築の基本選出。
グロスやバシャできた場合は普通にサイクル勝ちを狙い、リザできた場合はトリルでひっくり返してそのまま潰す。
この構築が最も得意とする相手であり、勝率はかなり高め。
VSマンダ軸
結構ブレがちだけど、基本はこれ。
ボスゴドラでマンダを流しながらスイクンの熱湯の試行回数を稼ぐゲーム。
マンダを焼いてしまえば後は嵌めきってゲームセット。
VSガルーラ軸
@1
ガルミミガッサ選出に対してはこの2体で完結しているのでラストはほんとにフリー。
ガルーラにさえ注意すれば大体何とかなる。
VSギャラ軸
@1
ラストはスイクンが多かった気がする。
無難に相手にあわせて有利なポケモンを投げてけば取り敢えず間に合ってた。襷アーゴヨンは絶許。球もダメ。
VSゲンガー軸
@1
ラティでゲンガーを牽制しながらスイクンで裏を嵌めていく。
極力滅びゲンガーの線を切らないようにしたい。
あと、ブルルは基本的に出さないように。レヒレとかいたらドリュウズとかで無理矢理削ってラティスイクン貫通させるくらいの気持ちでいっちゃいましょう()
当然、これで確定ってことはないけど基本はこんな感じです。
他には、神剣いたらボスゴ確定とか、ゲッコいたらラティを優先的に選出とかそういうのはありました。
~辛いポケモン~
•鋼全般
普通に笑えないほど辛い。
ギルガルド>ヒードラン>テッカグヤ>ナットレイの順にヤバく、特にギルガルドはスイクンでしか勝てない。これがこの構築一番の欠陥。
•両刀マンダ
解散
•エアスラリザY
解散
•逆鱗リザX
大体解散
•滅びゲンガー
かなりシビアな立ち回りを求められる。
スイクンで起点をとっても、焦らずにゲンガーを削りにいくことを意識したい。
•カプ•レヒレ
単体ではどうということもないけど、スイクンがかなり動きづらくなるため受け回しに刺さってると厳しくなる。同様の理由でドヒドイデも。
もちろん解散。シャンデラで頑張ってはみるけど大体無理。
•スカーフゲッコウガ
終盤増えてる気がして辛かった。極力スイクンも選出して、ラティが抜かれたらスイクンで起点にするルートを残したい。
•霊獣ボルトロス
ラティが強いのは別に見た目だけで、後出しすると普通に押し負ける。
•メガヘラクロス
たまたまマッチングした時の話。
2秒後「へー、ヘラか。珍しいな(人のこと言えない)」
10秒後「え、待ってwこれヘラ無理やんwww」
30秒後「え、ほんまに無理やん(絶望)」
5分後「案の定無理やん(3タテ)」
暫く顔もみたくない。
•瞑想吠えるスイクン
スイクンミラーで調子乗ってたら詰んでた。
•呪いミミッキュ
ボスゴ普通に負けます!
楽しかった(こなみ)
~QR~
使いたい人いるかわからんけど、一応。
強さは保証しません。
~最後に~
初めて使うメガシンカポケモンを軸にして2000にいけたのはとても嬉しいです。
他のポケモン達も今まで使ったことのない個体や型だったのでいい経験になりました。
ただ、悔しすぎる。
僕自身がもっと頑張っていればもう少し構築の完成度はマシだったかもしれないと思うと後悔でいっぱいです•••実際2000チャレンジもドリル当てて終わったくらいですし。
来期は今期の経験を生かし、そして悔しさをバネにして最高のシーズンにしたいと思います。
Special Thanks
記事のリンク許可を下さったgaspardさん
モグリューの孵化余りを下さったハンドタオルさん
通話に付き合って下さったみなさん